サーキュレーターの効果と設置場所

エアコンの節電の考え方

 

 

エアコンの電気代を節約する方法としては、サーキュレーターを一緒に使用して、室内の空気を循環させるのが非常に効果的であるとされています。もちろん、扇風機であってもサーキュレーターと同じような働きをすることは可能です。

 

いずれにしても、エアコンとサーキュレーターもしくは扇風機を一緒に使用して、冷房時のエアコンの設定温度を1℃上げた場合には、およそ10%の節電効果があるといわれています。

 

先ずは、体感温度というものを考えましょう。人間は風に当たった場合には体感温度が下がりますから、エアコンの設定温度を上げて、扇風機やサーキュレーターの風を直接人に当たるような場所に設置すると、非常に効果を発揮することになります。もちろん、これによってエアコンの電気代をかなり節約することが出来るようになるはずです。

 

ただし、あまり強い風を長い時間にわたって身体に当てることは、健康上はあまり好ましくないといえますので、その使い方には慎重な配慮というものが必要になってくるでしょう。

 

次に、エアコンの風向きというものを考えましょう。エアコンの風が、直接人のいる場所に吹いていれば、必ずしも部屋全体を冷やさなくても良いわけであり、それによって電気代を節約することも出来るわけなのです。

 

最新のエアコンであれば、人のいる場所をセンサーが感知して、自動的にそこに向けて風を送りだす機能を持ったものもあるようです。従来のエアコンでも、送風口の羽根の向きを上下や左右に調節することによって、人のいる方向に風を送ることも出来ますが、羽根の調節角度にも限界がありますから、必ずしも上手く設定できるわけではありません。